自分のやる気は自分で作れる。やる気が出ない時の対処法

今日はやる気についてのお話です。

「次のテストこそ早めに対策をするぞ!」と意気込んだ中間テストから
早1ヶ月半。
あの時決意したのに、ついだらだらしてしまっている!という人に送る、
「自分のやる気は自分で作れる」というお話です!

やる気が出ない原因は?

やる気が出ない人は、「やる金が出なくなる原因」があるかもしれません。
例えば、
部活でヘトヘトに疲れているといった、身体的理由
友達と喧嘩して、そのことばかり考えてしまっている精神的理由
勉強する場所に漫画やテレビ、パソコンやスマートフォンなどが常にあり、集中できない環境的理由などなど。
まずはこの原因を探ることが最優先です。

やる気が出ない原因を探れたら、解決するには何が必要か考えてみましょう。

例えば身体的理由でやる気が出ない場合は
・休む時間も予定の中に組み込む
・思い切って何もしない日を作る
・睡眠、食事を決まった時間十分に取る
など、体の疲れが取れる方法を考える必要があります。

精神的理由が原因でやる気が出ない場合は
・原因になっていることを意識して考えない時間を作る
・テレビ、携帯など、疲れる原因から自分を遠ざける
など、刺激から身を守る方法を考える必要があります。

環境的理由でやる気が出ない場合は
・勉強する場所には必要なものしか置かない
・勉強する場所と休憩する場所を完全に分ける
など、場所を整える必要があります。

環境を整えることについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

https://learn-to-realize.jp/2021/06/05/お金をかけずにできる、集中するための環境作り/

やる気が出ない原因がわかったら次はやる気を作るプロセスです。

やる気は作れる:成功したときの自分を思い描く

今考えている目標や夢が、叶ったらどんな気持ちになりますか?
そのときの自分は輝いていますか?

志望校合格!
目標点達成!
などなど、
目標は立てているけど、何をどこからどうしたらいいかわからない・・・
目標は達成したいけど、特に何もしていない・・・
という人は実はゴールという目的地が決まっていないのです。

努力していればそのうち目標が叶うというのは嘘ではありませんが、
必ず成功するということはありません。
その努力の先に目標達成する道がなければ確実に成功させることは難しいし、
さらに恐ろしいことに、努力の方向、大きさ、方法が合っていない場合もよくあることです。

引き寄せの法則などもありますが、あれは実は

『ゴールを決めて、そこまでの経路を理解し、その道を試行錯誤しながら進むことができる人』

という科学的にも証明された仕組みがあります。

そのため、自分が目標を達成したときの状況や気持ちが想像できない人は
まず、そこをできるだけ具体的に想像することから始めましょう。

志望校に合格したら、この学食でお昼を食べて、部活は何部に入って放課後は・・・
などなど、よりリアルに。
成功させたい、目標達成したい、という気持ちを再確認して、明確なゴール設定をしましょう。

 

やる気は作れる:成功のために必要なことを書き出す

成功したときのゴールを具体的に想像することができたら、
そこに近づくために必要なことを書き出していきます。

例えば、定期テストで得点を取りたいのであれば、
・テスト範囲の〇〇と△△のワークを2回やる
・苦手な⬜︎⬜︎は早めに対策する
など、必要なことをどんどん書き出していきます。

書き出せたら、次は期日を決めます。いつまでにやるのかを決めます。
そこまで決まったら後はカレンダーに落とし込みます。

1日に勉強できる時間とやるべきことと期日を確認しながら計画を立てます。
必要なこと→期日→スケジュールを決めるの順番です。

やる気は作れる:絶対に毎日できる目標を淡々とこなす

上でスケジュールを決めたら、後は淡々と実行していくだけなのですが、
実際はここからが難しいですよね。
どんなに完璧な計画書を作ったとしても、行動しなければ、ただの紙と一緒です。

行動しやすいように1日の初めの勉強は確実に毎日できるものを設定することが大切です。
言い換えれば、
短い時間で簡単に終わらせることができる勉強にする。ということです。

例えば、毎日長文の英語の問題を2つこなす。とかだと、多くの人が挫折してしまいますが、
一日10個英単語を覚える。だったらどうでしょう?
おそらく、多くの人が後者の方が継続しやすいですよね。
10個が多いなら、5個など調整してもいいと思います。

自分は別に英語長文何個でも読める という人には必要のない過程ですが、
なかなかやる気が出ない
やり始めると集中できるタイプの人には効果的な方法なので、
最初のきっかけを継続しやすいところまでレベルを下げることをお勧めします。

まとめ

①やる気が出ない原因を知る
②成功したときの自分を想像する(ゴール設定)
③成功のために必要なことを書き出す(成功への材料作り)
④絶対毎日できる目標を淡々とこなす(継続のためのきっかけ作り)

勉強と部活、両立はコツさえ掴めばすぐできる。3つのポイント

部活をやっている人はもうすぐ市総体ですね。
毎日、大会に向けて頑張っていらっしゃる方も多いと思います。
中学3年生にとっては最後の大会。
もちろん熱も入りますよね。

実は私も元吹奏楽部員。
部長をしたり、副部長をしたり、学生指揮をしたりしたこともありました。

私が入っていた吹奏楽部は支部大会常連校、全国大会に連続出場校。
平日はもちろん毎日、土日も午前午後の8時間の練習。
1年間365日のうち360日は部活をしていた、部活大好き人間でした。

しかし、そこで出てくるのが部活と勉強の両立の問題ですが、

学生時代、学年の上位5〜10%には必ず入っていました。

両立ができなくて
「勉強できないなら部活やめなさい!」なんて言われている人もいるかもしれません・・・

今回は全ての部活、習い事に青春を捧げている人へ贈る、
今日から、たった今からできる、勉強との両立のポイントです!

ポイント1:時間配分を工夫しよう

部活をしていると、していない人に比べて勉強の観点から言えば、
やはり時間の制限がありますよね。それを解決方法は時間配分の工夫です。

「部活が家に帰って、机に向かいましょう。」
私が学生の頃もよく言われていました。

正直。「無理ーーーーーーー!!!!!!」

と思っていました。ただでさえ疲れているのに、そこから勉強なんてできない。
それができていたら、両立に悩んだりしないですよね。


そのような人はまず、1週間の基本的なスケジュールをタイムテーブルを使って確認してみましょう。
その時に時間の隙間を見つけます。この隙間は15分でもOKです。
そして、その部分にどう勉強を組み込むかを考えます。

例えば、普段夜勉強しているけど、疲れてしまってあまりできない人は、
朝起きる時間を30分〜1時間早めて、朝勉強してしまうなどです。
勉強をしていい時間は、夜だけではありません。

朝の時間、家では集中できないから学校で勉強する
通学時間で昨日出てきた新しい単語の発音を確認する
などなど、できることはたくさんあります。

上記はただの例ですが、時間配分の工夫は
・いつやるか
・どのくらいやるか
というところだけに要点を絞って発見していくことが大切です。

ポイント2:テキストに”あること”を書き込もう

部活生は時間の制約の中で勉強をしなければなりません。

それならば、どこで勝負するかというと、
・普段の授業
・効率を最高まで上げる
ことですよね。

そこで、この二つを達成するためにやってほしいことがあります。
授業中に問題を解いた時に間違えた問題に◯・×・△を記入することです。

◯は完全理解。次出てきても絶対間違わない
×は間違えた、もしくはぜんぜんわからなかった
△は何となくあってたけど、何であってたかわからない

です。平日の時間のない時は、この×問題だけを家での学習、もしくは休み時間で解き直しします。
△問題は休日や比較的時間がある時に解き直しします。

普段の生活はそれでOKです。

テスト期間前は部活も休みになると思うので、その時に再度×、△問題を解き直しします!

わかっている問題とわからない問題を明確にしておくだけで
時間の短縮につながります。

ポイント3:すでにできている人の話を聞いてモチベーションあげよう

最後はメンタル面のお話。

上記で説明した、
・時間の工夫
・テキストにわからない問題の記入
を確実にやっていけば、しっかり点数は取れます。

この記事を読んで、「やるぞ!」と思っても時間が経つと、
「別にいっか〜」
と思ってしまうのが人間というもの。
そんな時は、すでにできている人の話を聞いてモチベーションをあげましょう!

もちろん学校の両立できている友達に、
「どうやって勉強しているの〜?」と聞くのもいい方法ですが、
私がお勧めするのは、今ドラマでやっているドラゴン桜を見る!です。

判定外(合格する可能性ほぼ0)から東大を目指す高校生の話なのですが、
受験のテクニック、名言などなど、リアルに描かれています。

成績を上げるのは実は誰でもできることです。
それを明確に示してくれる作品なので、ぜひ利用しましょう!



・誰かに学習を徹底サポートしてほしい
・自分にあった学習方法を知りたい
方は私のオンライン家庭教師でも徹底したヒアリングから
精密な学習スケジュールや目標設定も行いますので、公式ラインよりお気軽にご相談ください。

オンライン家庭教師 宮下ちゆりの公式ライン

https://lin.ee/ikEQ1BL

お金をかけずにできる、集中するための環境作り

みなさん、こんにちは。
突然ですが、学生の皆さんやその保護者の方に質問です。

普段どういったところで勉強していますか?

・学校
・図書館
・塾
・自分の部屋・・・

など色々ありそうですね。

学校や図書館は入れる時間帯に限りがあるし、部活やってる人からすると難しいですよね。
塾で自習室があればいいですが、無いところや追加料金がかかるところもあるそうです。

今日はお金をかけずにできる、集中するための環境づくりについてです。

①おすすめの学習場所は驚きの・・・?

2017年頃、教育系雑誌でよく囁かれたのが、

「東大生の多くがリビングで勉強していた」

と言うことです。このような特集を組んだ雑誌がよく見受けられ、またよく売れていました。

実は今回お勧めするのはこのリビング学習。

「でもリビングって家族がいたり、視線が気になって集中できないんじゃないの?」
と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、逆にその視線をうまく利用する!と言うような考え方に基づいています。

とは言えども、やり方を間違えれば学力が上がるどころが下がってしまう可能性も十分にあるので今回は具体的なやり方などに迫っていきたいと思います!

②リビング学習のメリット

それでは、どのような点で優れているのか確認しましょう。

・脳の認識を利用して集中が作れる
一人で部屋で勉強するとなると、ついつい予定していなかった模様替えをしたり、ベッドでごろごろしてしまいがちですよね。

これは、自分で「だらだらしないぞ!」と思っていても、脳が「部屋はだらだらしていいところ」という認識をしてしまっているからなのです。

自分がダメということではなく、脳の認識によることなので、仕方がないことなのです。

その場合は部屋は思い切り休憩するところときっぱり諦めて、場所を変えて、脳に勉強する場所を認識させましょう。

例えば、リビングで勉強をすると、脳は「リビングは勉強するところ」という認識をしてくれるので、誘惑を断ち切るなど労力を使わずに集中が作れるのです。


・家族と一緒に頑張る時間を共有できる

リビングで勉強することによって、

学習者本人は「家族に頑張りを見てもらえる」
家族は「頑張りを間近で見れる」

というメリットがあります。
頑張りを見てもらえるということは、思春期の子供の承認欲求を刺激し、大人が思っている以上に子供のやる気をアップさせます。

また、この時に「最近頑張ってるね。」など、認めてあげる(褒めるのではない)ような声をかけてあげることや、
テレビを消す、ご自身の勉強をするなど集中できるの環境作りに参加することで
頑張りを共有でき、「一緒に頑張ってくれている」という気持ちを学習者に与えます。

一人では難しいけど誰かと一緒なら頑張れる、このような経験をお持ちの方も多きと思いますが、まさにその反応を利用した環境づくりです。

③リビング学習のデメリット

続いてデメリットについてです。

・テレビを消す・スマホを触らないなど他の家族の協力が不可欠

リビングは家族が集まる場所ですよね。もちろん食事をしたり、テレビを見たり。
ゲーム、スマートフォンなどをする場所でもあると思います。

勉強しているときに隣で携帯を触られるとどうでしょう?
やはり、自分も確認してしまいますよね。

これは勉強の時間をずらすということで解決できるとは思うのですが、
同じ歳くらいの兄弟がいたり、リビングにしかテレビがないという場合は少し難しいかもしれません。

ちなみに私が伺っていたおうちでは、受験生の1年間はテレビの場所を移動し、
リビングでお母様が家事をしながら、一緒に学習する時間を共有したり、
21時など、夜ご飯を食べ終わった後にリビングで学習をするなど、ご家庭の事情に合わせて工夫されていらっしゃるご家庭もありました。

・うまくいっていないからと無闇に声をかけない
「手が止まってる」「本当に考えているのか・・・」とついついお子さんのことを気にして
「ちゃんとやってるの?」声をかけてしまいがちになるのがこのリビング学習の難点です。

家庭教師をしていてよく感じるのですが、
手が止まっていてもしばらく待っていると、なんとか答えを導き出してくれるものです。

学習者にとっては初めてで難しい問題ばかりです。

なぜこの問題がわからないのか・・・と思われることもあるかとは思うのですが、
ぐっと我慢しましょう。考えるときにはすべての人が手を止めるからです。

声をかけるとしたら、温かく、体調を気遣う程度に留めてください。

やる気がない時に「今宿題しなさい!」だと、人間の心理で命令形には反発してしまう傾向があるので、「今時間取れるよ!宿題できるね!」のように、”あなたのためですよ!ラッキーだね”というような表現がベストかと思います。


・辞書や参考書の収納スペースを作らなければならない

これもご家族の多大なるご協力が必要な作業ですが、勉強するときに問題集とノートだけでは解決しないこともあります。

例えば辞書や参考書は常に近くに置いておきたいものです。これを毎回自分の部屋に取りにかえるとなると、その度に集中力は低下します。

なぜなら、取りにかえるという決断を毎回してるからなのです。
決断の数だけ脳は疲れます。結果、集中力が下がるのです。

リビングで勉強するのであれば、その近くに勉強に使う道具は一式揃えましょう。
そのため収納スペースも必要、というわけです。

⑤まとめ

お金をかけずに、集中するための環境づくりにはリビング学習がおすすめ。

リビング学習のメリット
・脳の認識を利用して集中が作れる
・家族と一緒に頑張る時間を共有できる

リビング学習のデメリット
・テレビを消す・スマホを触らないなど他の家族の協力が不可欠
・辞書や参考書の収納スペースを作らなければならない

でした、また近いうちに具体的なやり方の例をアップしようと思います。

偏差値って何?見方や計算方法を解説!

みなさん、こんにちは!

中学三年生はそろそろ実力テストが返されて、期末テストへ向けて意気込んでいるとこかと思いますが、本日は成績表についてくる偏差値について解説していこうと思います!

①まずそもそも偏差値とは?

偏差値とはなんでしょう?

偏差値とは”あなたの成績を正確に読み取るための数値”です。

これはテストを受けた人たちの中で、自分がどのくらいの位置にいるのかを点数よりも正確に知ることができます。志望校選び、受験勉強にも生かせる内容なので、しっかり使い方をマスターしましょう!

②偏差値は平均からの距離

偏差値は50を基準として、どの程度平均と差があるかを表した数値なのです。
平均点ぴったりであれば偏差値は50になります。
例えば、ある数学のテストでは点数が90点だったとしましょう。
言うまでもなく高得点ですよね。
しかし、偏差値は50であった場合、90点が平均点。
テスト自体があまり難しくなかったということです。
偏差値50より高ければ平均以上、50は平均、50に満たなければ平均よりも低いということなのです。

③偏差値の計算方法

あまり必要ないかもしれませんが、計算方法は以下の通りです。

  1. 平均点を求める
  2. 平均点との差を求める
  3. 上で調べた平均点との差を二乗する
  4. 分散を求める→全員の平均点との差を二乗した数を足して人数で割る。この時数値が大きければ大きいほど全員の点数にばらつきがある。数値が小さければ小さいほど点数にはばらつきがないので、みんな同じくらいの点数ということ。
  5. 標準偏差を求める→上で求めた分散にルートをかけます。
  6. 自分の点数と平均点との差を求めて10をかけて標準偏差で割る
  7. 6.の数字に50を足すと偏差値が出る

という形で偏差値はでます。あまり、自分で計算する機会はないかと思いますが、このような計算で出すことが分かっていれば、大切なのは点数や順位ではない、ということが理解できると思います。

④点数や順位よりも大切なこと

例えば、あるテストで、一位の人が100点、二位は70点、その他の3人は60点だったとします。この時の結果を見比べてみましょう。

一位 100点 偏差値70
二位  60点 偏差値49
三位  50点×3人 偏差値44
平均点・・・62点

一位はさておき、二位の人に注目してみましょう。順位は二位!得点も6割!すばらしいですね。しかし、偏差値は驚きの49。実は順位は高くても平均よりも低い点数をとってしまったのです。順位や点数よりも大切なのは、偏差値。その意味がわかりましたね?

⑤まとめ

テストの結果が帰ってきたら点数や順位に一喜一憂する気持ち、とてもわかります。
実際に私もそうでした。しかし、大切なのは偏差値!今日もコツコツ積み上げていきましょう。